国会中継を観ていると、「今のは詭弁だ!」と怒る国会議員の顔を映していたりしますが、そもそもこの「詭弁」とはどのような意味なのでしょうか?
詭弁の類義語や例文を紹介しながら解説します。
詭弁とは|意味を分かりやすく解説
「詭弁(きべん)」の「詭」は「偽る・欺く・背く・正しくないなど」の意味の漢字です。
つまり、「間違っている道理を、正しいと思わせるように仕向けた議論」のことです。
無理やりこじつけた論理を、発言者にとって都合のいいように展開する卑怯な手段です。
ネガティブな言葉になりますので気をつけて使われてください。
詭弁の類義語
- 屁理屈…筋道の立たないことをこじつけて主張すること
- 曲論…間違っていることを正しいとする議論のこと
- 強弁…無理に理屈をつけて、強く言い訳をすること
などがあります。
詭弁の使い方の例文
- 大統領の主張は詭弁が多かったが、国民のほとんどは納得させられていた。
- 彼は自分の意見を押し通すために詭弁を弄していた。
「弁が立つ」と混同して「詭弁が立つ」は間違いです。
例文のように「詭弁を弄する」が正しいです。
いかがでしたか?
一瞬まともなことを言っているように感じても、冷静に相手の立場を分析しながら聞くことが大事ですね。