ごく一般的に名前に使用されている「亜」という文字。
女の子に使用されていることが多い字ですが、実は良くない意味も持っているのです。
「亜」という字はどのような意味を持つのか、名付けに使わない方がいいのかを解説します。
亜の漢字の意味と読み方
「亜」は、音読みでは「ア」、訓読みでは「つ(ぐ)」という読み方をします。
「次」「準ずる」「亜細亜(アジア)の略」といった意味を持ちます。
亜は名付け(名前)に使わない方がいいのか
「亜」は、古くは「亞」と書かれていて、建物の土台のことを指しました。
また、高い身分の人(中国古代の貴族)を埋葬した地下の墓の形を表していて、霊に関する儀式を担当する者は亜と呼ばれました。
そのような由来から、死に関わる文字とされ、名付けに使用すると家庭運・健康運に恵まれなくなるといわれています。
他にも、次ぐという意味から、「(本物になることのできない、偽の)二番手」という意味として捉えることもあり、一般的にあまりいいイメージはありません。
ただ、同じ次ぐという意味でも、「親や先人を敬う人になってほしい」「伝統を重んじる人になってほしい」と願いを込めて名付けに使用する場合もあります。
亜細亜(アジア)の字から、「大陸的で大きく、おおらかな人に育ってほしい」という気持ちも込める人も。
漢字には、良い意味も悪い意味もその字に含まれているものがたくさんあります。
大事なのは、親がどのような思いや気持ちで子供に名前をつけたか、ということではないでしょうか。