癒しのイメージが強い「ほっこり」という言葉。
本来の意味は一味違ったものでした。
ほっこりの本来の意味と、例文をわかりやすく紹介します。
ほっこりの意味は間違われている?
「ほっこり」を、「ほかほかとあたたかい」「癒される」という意味で大半の人は使用しているのではないでしょうか。
実際に温かい食べ物などを指してほっこりと使用する時もあれば、気持ちが温かくなる様子をほっこりと表現する場合もあります。
しかし、語源を辿るとほっこりの意味は異なってくるので注意が必要です。
ほっこりとは|意味をわかりやすく紹介
「ほっこり」は、元は京弁で、本来の意味は「適度に疲れているが安堵している様子」を表しています。
物を焼くという意味の「ほこる」から、体を動かして温かくなるという意味で「ほっこり」となりました。
忙しいことから解放されて、一息ついて安堵する状態の時に使用します。
ほっこりの使い方の例文
- やっと仕事が終わってほっこりした。ゆっくり休もう。
- 外を歩きすぎてほっこりしたので、カフェに入って落ち着こう。
また、ほっこりは、元々の「ほっと一息つく」という意味の「ほっ」という語感が癒しをイメージすることから、癒しの意味合いで使われるようになりました。