傍若無人は、ある行動を表す四字熟語です。
いったいどのような意味を持つのでしょうか。
由来も併せて傍若無人の意味と使い方を解説します。
傍若無人とは|意味と由来をわかりやすく解説
「傍若無人(ぼうじゃくぶじん)」とは「周りの目を全く気にせずに、勝手気ままな振る舞いをするさま」のこと。
由来は中国の故事「史記(刺客列伝)の中の一文より。
秦の時代、刺客のある二人が毎日酒を飲み歩いていました。
宴もたけなわになると楽器を使って大騒ぎしたり、歌ったり泣いたりして横暴な振る舞いをしていました。
その様子が、「傍らに人無きが若し(ごとし)」であったことから、「傍若無人」と表されるようになりました。
傍若無人の類義語
「傲慢(ごうまん)」「横柄(おうへい)」「得手勝手(えてかって)」「眼中無人(がんちゅうぶじん)」などが類義語で挙げられます。
どれも身勝手で勝手に振る舞うさまを表す意味を持ちます。
傍若無人の使い方の例文
- 観光客が傍若無人に街を歩くので、地元の人々は頭を悩ませている。
- 彼女の傍若無人な行動は、まるで大人とは思えないほどひどい。
傍若無人な態度を知らず知らずのうちにとってしまわぬよう、気をつけていきましょう。