先生が「これ参照な」と黒板に「cf.p.35」と書かれても、あまり意識せずに聞き流していた経験はありませんか?
この「cf.」はconfer「《命令形》参照(比較)せよ」の略です。
類義語は「参考」でもよいのか、意味や例文をもとに分かりやすく解説します。
参照とは|意味をわかりやすく紹介
「参照」とは「照らし合わせて参考にすること」
ただ見るのではなく「資料などを見比べて考え理解すること」が目的です。
文章や図表など目に見えるものが対象です。
参照と参考の違い|類義語を紹介
では「参考」はどうでしょうか?
「参考」とは「他人の意見や事例をもとに、自分の考えを決める手掛かりにすること」
他の人の考えや考え方など抽象的なものが対象になります。
その他の類義語はは「照会(問い合わせて確かめること、情報を確認すること)」があります。
参照の使い方の例文
- 詳細につきましては添付ファイルをご参照ください。
- 別紙の資料を参照いただけますと幸いです。
ちなみに、
- 「ご参考になさってください」は、参照する資料がなく紹介のみのとき
- 「ご覧ください」は、軽く目を通してほしいとき
のような違いがあります。
「参照」とは具体的にポイントとなるところを示す、とても大切なところだったんですね。